民間の求職者向けの講習で集団面接を受けたことが最初のきっかけでした。事務職を希望していたこと、自宅から自転車で通える距離だったということも大きかったですが、決め手となったのは私が美大出身だったことです。入社まで実際に工業系の塗料に触れたことはありませんでしたが、シルクスクリーンだったり色を扱うことには馴染みがありました。せっかく美大を出たのであれば、今までの経験に関係のある仕事のほうが、のちのち自分の力になっていくのではないかと考えました。そういった条件が自分に合致したため入社を希望し、入社しました。

当社が所属している組合関連で開催されたカンファレンスに参加した際に、チラシや表紙や冊子などを任せていただいことがありましたが、この仕事が大変でした。

入社してデザイン関係の仕事をやり始めてから一番大きな仕事で、1年弱の間日頃の業務をこなしながら社内の打合せや調整も多く重ねる必要があったためすごく大変でした。

しかし多くの準備が必要な分、注目度の高い大規模な企画でしたので新聞や雑誌などに、自分のデザインした広告が載っていたり、会場で自分の作った表紙の冊子がずらーっと並んでいる光景を見たときは本当に嬉しかったです。大変だったけど、頑張ってよかったなと今では思います。

明るい人がいいです。業務はお客様と電話口でやり取りすることがメインです。顔が見えないからこそ、声のトーンを上げて明るくハキハキ喋ることでお客様も気持ちよくお問い合わせができると思っています。

この業界に入るかたは最初は誰しもが塗料についての知識がないことを不安に感じると思いますが、塗料の勉強自体は会社に入ってからでもいくらでもできます。先輩方が心優しいので、何でも気軽に聞くことができる環境ですのでそこは安心してほしいなと思います。

塗料について言うのであれば、色に興味がある人なら楽しく勉強できるのではと思います。あとは粉体塗料は環境に優しいという特長がありますので、製造と環境問題について関心を持っている方は一度話を聞いてみるのも面白いと思いますね。